こんにちは。Yukkyです。
今回はWeb制作業務の流れを徹底解説、仕事の進め方を紹介というテーマで
Web制作ワークフローを解説していきたいと思います。
この記事は、主に下記のような悩みや疑問を持った人に向けて書いた記事です。
- Web制作の仕事をしてみたい
- Web制作会社に転職したい
- Web制作の仕事の流れってどうなっているの?
- Webサイトが出来上がるまでの工程を知りたい
本記事の内容
・Web制作会社の仕事の流れ
この記事を通して少しでも参考になっていただければ嬉しいです。
まずは初めにこの記事を書いている僕の事を簡単に説明しますと、Web制作会社のデザイナーからキャリアをスタートさせて、Webディレクター職などの経験を経た後で現在は事業会社(インハウス)のWeb担当者をしています。
かれこれWeb関係業務に携わって9年程です。
今回は今まで僕自身がWeb業界で経験してきた中で学んできた事を基に、Web制作会社の仕事の進め方を例に解説していきますね。
Web制作の全体フロー:制作完了までの流れ
Web制作会社での仕事の流れを参考に解説します。
主なWeb制作の流れは6つの工程に分けることができます。
②WebサイトのコンセプトやWebサイトを活用したビジネス方針を決定
③Webサイトの設計を確定させる
④Webデザイン・コーディング・システム開発
⑤出来上がったサイトの検証・修正業務
⑥成果物(Webサイト)の納品・公開
この6つの工程を経て、Webサイトが無事公開されるような流れとなっています。
それでは各ポイントについて順に解説します。
①キックオフミーティング
Web制作業務は、いきなりデザインを初めたりするものではありません。
必ず初めの段階でクライアント(依頼者)と制作会社で「キックオフミーティング」という形で双方の認識のすり合わせと、これから頑張ってWebサイト公開まで成功させましょう!という決起会を行います。
キックオフミーティングでは主に下記のような内容を話します。
・Webサイトの仕様はどういったものか。
・Web制作を進める上での指揮系統は誰か。
・チームは誰が担当になるのか。
・スケジュールのすり合わせ。
・その他共有事項。
こういった内容で制作側とクライアント側で認識統一を図り、その後のWeb制作業務を円滑に進めることが出来るようにします。
②WebサイトのコンセプトやWebサイトを活用したビジネス方針を決定
キックオフMTGが完了したら、
その後は数回打ち合わせを行うことで、より詳細なサイトの仕様や求める成果などをすり合わせて行きます。
制作側はクライアントの要望をヒアリングすると共に、課題解決と、より良いWebサイト設計の提案も行います。
Webサイトはビジネス上のひとつのツールとして活用することが多いので、クライアントのビジネス内容と今後の方針までしっかり理解した上で制作の準備に入る必要があります。
③Webサイトの設計を確定させる
ヒアリングが完了したら、Webサイトを構築するための情報設計を行います。
サイトマップやディレクトリマップを作成しWebサイトの構造をドキュメント化します。
用意すべきページが明確になったら各ページのワイヤーフレームを作成し、原稿や必要な素材も手配します。
Webライティングまで請け負った場合はワイヤーフレームや構成案ができた段階で執筆もしますし、
その他システム要件に合わせたシステム設計書なども用意する必要があります。
④Webデザイン・コーディング・システム開発
諸々仕様が固まったら、ワイヤーフレームや構成案に沿って、Webデザインを行います。
Webデザインは何回か修正を経た上で、クライアントからOKが貰えれば完了です。
Webデザインが完了したら次にHTMLコーディングのフェーズに入ります。
HTML・CSS・JSなどを活用してデザインを実際にホームページとして閲覧出来るようにページを組み立てます。
この時点でWordPressなどのCMSを活用する場合はテンプレートとなるPHPファイルを組み立てて、制作したhtmlページの出力等の機能実装をします。システム開発も合わせてこのフェーズで行います。
⑤出来上がったサイトの検証・修正業務
Webデザイン・コーディング・システム実装等の対応が完了したら、検証フェーズの流れになります。
出来上がったWebサイトをくまなくチェックして、バグはないか、誤字脱字はないか、リンク切れなどの不備はないかなどのチェック業務を行います。
主に各担当に分かれて検証用チェックシートを活用しながら確認を行い、
制作側で検証が済んだらクライアントにも確認依頼を出します。
⑥成果物(Webサイト)の納品・公開
一通りWebサイト内の検証が完了して、不具合がない事が分かったらクライントに納品となります。
納品形態にも様々ありますが、基本的にはWebサイトを公開するところまで対応することが多いです。
Webサイトが公開して、実際に世界中の人たちの目にはいる状態になってWeb制作業務の流れは一旦完了となります。
Webサイト制作は作って終わりの仕事ではない
とっても重要な事があります。
それは、Webサイトは制作したら終わりというわけではないのです。
むしろ、Webサイトは公開してからがスタートだと思ってください。
Webサイトが出来上がったら運用業務が発生します。
更新性のないWebサイトはSEOでも上位に上がってきませんし、誰の目にも入らない意味のない自己満足サイトになってしまいます。
なんのためのWebサイトなのだ!となってしまいますよね。
Webサイトは生み出した後は成長させていくものです。そこでWebマーケティングという仕事が出てくるのですね。
日々Webサイトの分析や効果測定・改善業務・PDCAを回してより良いWebサイトに育てましょう。
Web制作で必要となる人材とスキル
ここまで解説したWeb制作業務の流れの中で、たくさんの役割や仕事があることを分かって頂けたかと思います。
Web制作を一人で担当しようとすると、マルチなスキルが求められます。
例でいうと下記10項目ほどあります。
②基本的なITスキル
③コンサルティング・コミュニケーションスキル
④情報設計・UIUX設計スキル
⑤PM・Webデザインスキル
⑥ライティングスキル
⑦コーディングスキル
⑧プログラミング・システム開発スキル
⑨検証スキル
⑩Webディレクションスキル
この内容を一人でこなしてしまうフリーランスの人も実際にはいますが、
制作会社で請け負うような大きなサイトになってくると、一人で対応するのは現実的に厳しいです。
そのため、各分野に特化したスペシャリストが各項目に合わせて担当して仕事を進めることになります。
これだけ担当職種があるので、Web制作業界の間口は広いと思っています。
デザインがやりたいのであればWebデザインに特化したスキルを磨くのも良し、
制作チームを指揮する事にやりがいを見出だせそうであれば、Webディレクターやそのまた上流のプロジェクトマネージャーを目指すのも良しです。
というわけで、今回はWeb制作の仕事の流れについて、Web最作会社を例にした解説を行いました。
実際にこの流れを数ヶ月かけて進めていくことが多いです。
※中小規模の場合は短い期間で完了する場合もあります。
ぜひ、参考にして頂けますと幸いです!それではまた!
コメント