アクセス解析の基本!ECサイトで活用する指標(KPI)をご紹介~基本編~

アクセス解析の基本!ECサイトで活用する指標(KPI)をご紹介~基本編~ WEBマーケティング

 

GrowthManです!

今回はECサイトのアクセス解析について、基本となるKPIをご紹介したいと思います。

ちなみに僕はブログ解析はGoogle Analytics、仕事ではAdobe Analytics(サイトカタリスト)を活用しております。

元々アナリストではない僕ですが、学生の時にWeb解析士上級の資格は何とか取得しました。

その後は制作にのめりこむ日々が続き、中々資格の力を発揮する機会も減ったのですが、今は仕事で徐々に解析ツールに慣れ親しむ日々が続いております。

というわけで、覚えておきたい指標について、今回はECサイト分析に必要な情報を書きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

※広告系の指標は今回は割愛しますのでご了承ください。

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ECサイトを分析するという事

ECサイトを運営するに当たって最大の目的は何でしょうか?

KGIは売り上げを伸ばす事に尽きると思います。その次に新規顧客を増やす、リピーター・ファンを増やす、集客増加、等々様々なKPI(指標)が出てくると思います。

ですが、やっぱり最大の目的はお客さんに商品を買ってもらい売り上げを伸ばしていく事!これが最大の目標であり、その為に日々売り上げを上げる方法を考えたり、施策やキャンペーンを運用している企業が多いでしょう。

そして必ず業務で必要となってくるのは数値分析です。日々の売り上げをウォッチして定量的なデータを溜めていく事で、現状の問題点の発見から改善案までの道筋を導きだしていけます。そしてPDCAを回していく。すごく大事な業務ですよね。

ただサイトを分析するにも指標がないと何を分析すればよいのかわかりません。そこで今回紹介するのが必要最低限、覚えておかなければならない指標(KPI)です。

セッション数

まずはセッション数についてです。

セッション数とはすなわちユーザーがサイトに訪問された回数になります。(Visitともいいますね)

一人のユーザーが何回も同じページにアクセスしたとしてもそれは一人のユーザーの訪問回数として数値が蓄積されていきます。

UU

UU(ユニークユーザー)とはサイトに訪問したユーザーを指します。

一人のユーザーが何回も同じサイトに訪問したとしても、訪問回数は増えていきますが、

UUは1ユニークユーザーとしてカウントされます。ただcookieで制御しているので、cookieをブロックしているユーザーには

正確な数値はとれません。

CV

CVとはコンバージョンを指します。

コンバージョンとはすなわち目標達成をさします。ECサイトでいうCVは商品の購入の事を指しますね。

CV数は購入数を指します。

CVR

CVRは、ECサイトでいうと購入率を指します。

サイトに訪問したユーザーの内どのくらいの割合の人が商品を購入してくれたのか。を示す指標になります。

割り出し方はUUなのかセッションを母数とするのかで変わりますが、基本的には購入点数÷訪問者数×100で割合がでます。

CT

CT(クリックスルー)とはクリックの事を指します。例えばページ内のバナーを10回クリックされたら10CTとなります。

CTR

CTR(シーティーアール)とはクリック率を指します。ページに訪れたユーザーの中でどのくらいの割合の人たちが対象のバナーやボタンをクリックしてくれたのかを測る指標です。

計算式はクリック数(CT)÷訪問者数×100で割り出せます。

主にバナー効果やCTAボタンの効果を測る時に活用する指標です。

AOV

AOV(Average Order Value)とはすなわち平均注文額を指します。対象商品ページでの平均注文額を出すことでそのページの貢献度合いを導き出す指標です。

計算式はページでの総収益÷CV数でAOVが出ます。

RPV

RPV(Revenue Per Visit)とは1訪問者当たりの売り上げ額を指します。

計算式はページでの総収益÷訪問者数でRPVが出ます。この指標も商品ページを評価するうえで重要な指標になります。

平均ページ滞在時間

これは言葉のままの意味になりますが、ページへの訪問者1人あたりがページに滞在した時間の事を指します。

読み物系コンテンツになると滞在時間は伸びますし、カートボタンを目立たせる等のCVを促進するページ設計であれば滞在時間は短くなる傾向になります。

離脱率

サイト、もしくはページから離脱(違うサイトへ移動した、セッションが切れた等)した人の割合を指します。

計算は離脱数÷訪問者数×100で出せます。この指標もページ評価を深堀分析するうえで重要な指標になります。

直帰率

ランディングページから次ページへ遷移することなく離脱したユーザーの割合を指します。

遷移率

分析対象ページから離脱することなく、次のページや関連ページなどへ遷移したユーザーの割合を指します。

計算式は遷移数÷訪問者数×100で出せます。

カート追加率

商品をカートに入れてくれたユーザーの割合を指します。

計算式はカート追加数÷訪問者数×100です。

ちなみにカートに入れたあとに最終購入まで至るケースは約30%といわれています。(世界平均)

最後に

いかがでしたか?

今回は基本的なECサイト分析で活用する指標をご紹介しました。

複数ある指標を組み合わせてデータをサマリーし、施策の効果測定を行うことが出来ます。

たとえ数字に強くなくても考え方やコツをつかめばいろんな切り口で分析ができるようになるかと思います。

僕もまだまだ勉強中の身ですが、ぜひ一緒に分析の楽しさを知り、仕事に活かしていきましょう。

それではまた!^^

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